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ニューヨーク/マドリード – 2014年1月20日: グローバルなWi-Fi共有ネットワークであるFon Wireless,Ltd.は、本日総額 1,400万ドル (14.7億円)に及ぶ資金調達を完了したことを発表しました。
Qualcomm Incorporatedはそのベンチャーキャピタル企業であるQualcomm Venturesを通じて資金調達活動をリードすることで、戦略的投資家としてのFonとの関係の重要性を強調しました。FonはQualcomm Inc.の子会社であるQualcomm Atheros Inc.が提供するチップセットをベースにしたソーシャルWi-Fiにソーシャルミュージックを結びつけた革新的なFonルーターの開発を進めています。この新しいルーターは2014年前半に提供される予定です。同時に、Qualcomm Atherosはチップセット向けSDKにFon機能を統合しており、Qualcomm Atherosチップセットを使用するWi-Fiルーター製造業者がFon機能をより簡単に統合することが可能になります。
資金調達活動に参加したその他の投資家にはFonの既存の投資家であるIndex Partners, Google, Coral, AtomicoそしてDeutsche Telekom (DT)が含まれています。
Fonの CEOであるMartin Varsavskyは次のように述べています。
“この資金調達で得た資金、そして投資家からの協力によって我々は新たな成長のステージに進むことができます。我々は素晴らしい企業でありモバイルデータ通信分野のリーダーであるQualcommとの新しい関係に気持ちを高ぶらせています。FonをQualcomm Atherosのチップセットに統合することでより多くのデバイスやシステムを自動的に Fonのグローバル Wi-Fiネットワークの一部とすることができます。”
Qualcomm Venturesの取締役であるMiles Kirbyは次のように述べています。 “FonのクラウドソーシングWi-Fiに対する独自のアプローチはモバイルデータの将来においてますます重要な役割を果たすことになります。Qualcommは1,000倍のモバイルデータ量に対応するという課題に挑戦しており、Fonは我々のデータ需要の増加を解決するというビジョンに完璧にマッチしています。”
Fonは2013年に50%の成長を実現し、世界中に1,200万以上の Wi-Fiスポットを保有しています。Fonは既存の Wi-FiスポットをコミュニティWi-Fiスポットに変換するというクラウドソーシングアプローチによって各国全体でユビキタスに近い Wi-Fiを提供しています。イギリス、フランスそしてベルギーのような国では10%以上の世帯がFon Wi-Fiスポットを所有しています。日本やブラジルのようなその他の地域でもこの動きに追随しています。 Fonは1,000以上の主要な都市で大規模なWi-Fiサービスを提供しており、都市部における世界最大のWi-Fi事業者となっています。
Fonは大手通信会社と協力してその国内での普及を高めています。Fonはこれまでの欧州とアジアでの大きな成功が、北米進出の重要な足がかりになると考えています。
Fonは今回調達した資金を活用してアメリカでのプレゼンスを高めると共に世界の新たな地域に進出します。また調達資金の一部は中小企業向けWi-Fiソリューションとなる”Wi-Fi for Business”をはじめとする新製品の開発にも利用されます。
さらにVarsavskyは次のように述べています。
“我々は2016年までに 3,500万の Wi-Fiスポットを実現する予定です。最近は米国のダウンタウンブルックリンの市民に無料のWi-Fiを提供するなど、活発な活動を行っているのも、米国への進出を積極的に行うための戦略の一部です。”
【本件に関するプレスの方からのお問い合わせ先】
フォン・ジャパン株式会社
担当:安達治憲
Email: press@fon.ne.jp