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工事不要Wi-Fiのメリット・デメリットを解説!選ぶためのポイントも
工事不要のWi-Fiは、開通工事なしですぐにインターネットを利用できる便利なサービスです。 モバイルルーターとホームルーターの2種類があり、自分のニーズに合ったタイプを選ぶことが大切です。 選ぶ際は、実質月額料金、目的に合ったデータ容量、通信エリアの3点に注目しましょう。 無制限プランでも条件によっては通信速度が低下することがあるので、注意が必要です。 この記事では、工事不要のWi-Fiの特徴やメリット・デメリット、選び方のポイントなどを詳しく解説します。 自分に最適なWi-Fiを見つけて、快適なインターネット生活を送りましょう。
配線工事なしで利用できるWi-Fi
配線工事を必要とせずにWi-Fiを利用できる方法として、モバイルルーターとホームルーターの2つが代表的です。 それぞれのWi-Fiの特徴について、詳しく解説していきましょう。
モバイルルーター(ポケットWi-Fi)の特徴と利用シーン
モバイルルーターは小型で持ち運び可能なWi-Fiルーターで、ポケットWi-Fiとも呼ばれています。 外出先でもインターネットに接続できるため、カフェや出張先、旅行先でパソコンを使用する際に重宝します。 ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアや楽天モバイルなどが提供しており、それぞれ特徴が異なるため、比較して選ぶことが大切です。
ホームルーターの特徴と利用方法
ホームルーターは自宅用のWi-Fiルーターで、モバイル回線を利用してインターネットに接続します。 コンセントに挿すだけで開通するため、工事は不要です。 従来のホームルーターに加え、高速通信が可能な5Gに対応したモデルも登場しています。 5Gエリアは限定的ですが、通信速度の改善が期待できるのが特徴です。 モバイルルーターと同様、各キャリアから提供されているため、特徴を比較して選ぶのがおすすめです。
配線工事が不要なWi-Fiの5つのメリット
工事不要のWi-Fiを選ぶことで、以下の5つのメリットを享受できます。
- 申し込み後すぐにインターネットを利用できる
- 開通工事の手間を省くことができる
- 比較的リーズナブルな料金設定が多い
- 引っ越しの際の手続きがシンプルになる
- 配線周りがすっきりとした見た目に
それでは、それぞれの利点について詳しく解説していきましょう。
1. 申し込み完了後、即日利用が可能
工事不要Wi-Fiの大きな利点は、申し込みを済ませた当日からインターネットを使えることです。 端末が自宅に届き次第、すぐにでも利用を開始できるのです。 一方、工事が必要な光回線の場合、開通までに最低でも1ヶ月程度の時間を要します。 引っ越し時などにインターネットが使えない期間が長く続くのは不便ですよね。 すぐにWi-Fiを使いたい、簡単に手続きを済ませたいという方には工事不要のWi-Fiがぴったりです。
2. 面倒な開通工事が必要ない
工事不要Wi-Fiのもう一つの利点は、開通工事の手間を省けることです。 通常、開通工事では作業員が自宅を訪問し、必要な作業を行います。 その際、立ち会いが求められるため、日程調整が必要となります。 作業員が自宅に入ることに抵抗を感じる方もいるでしょう。 ホームルーターやモバイル型Wi-Fiなら、工事や作業員の訪問が不要で、手軽に導入することができます。
3. 比較的安価な料金設定が多い
ホームルーターやモバイル型Wi-Fiは、開通工事が不要なため、料金が比較的安くなる傾向があります。端末機器の購入費用は発生しますが、光回線でもルーター端末の購入やレンタルが必要となる場合があります。 トータルで見ると、工事費用のかからないWi-Fiの方が低コストになるケースが多いのです。 Wi-Fiが必要だけれども通信費を抑えたい方には、ホームルーターやモバイル型Wi-Fiが適しています。
4. 引っ越しの際の手続きがシンプルに
ホームルーターやモバイル型Wi-Fiは、撤去工事が不要なため、引っ越しの手続きがとてもシンプルです。 引っ越し先がサービスの対応エリア内であれば、引き続き利用できる点が大きなメリットです。 一方、光回線を引っ越しに伴って解約する場合、撤去工事が必要になることがあります。 光ファイバーケーブルの取り外しは専門的な作業であり、自分でできるものではありません。 引っ越しの予定がある方にとって、工事不要Wi-Fiは手軽に解約できる点が魅力的でしょう。
5. すっきりとした配線周りを実現
工事不要Wi-Fiのもう一つの利点は、配線周りをきれいにまとめられることです。 ホームルーターの場合、配線コードはコンセントに差し込むためのケーブルのみで済みます。 モバイル型Wi-Fiなら、充電時以外はケーブルすら必要ありません。 複雑な配線になることがないため、部屋の見た目をすっきりと保ちたい方に最適です。
工事不要Wi-Fiの3つのデメリット
モバイルWi-Fiルーターやホームルーターは、工事なしですぐに使える点が最大の利点ですが、いくつかのデメリットも存在します。 ここでは、そのデメリットについて紹介していきましょう。
1. 場所や環境により回線が不安定に
モバイルWi-Fiルーターやホームルーターは、光回線と比べて通信の安定性が低いというデメリットがあります。 光回線は現在最も速く、安定性の高い通信方式で、ビデオ通話やオンラインゲームもスムーズに行えます。 一方、モバイルWi-Fiルーターやホームルーターはモバイル回線を利用するため、通信速度は光回線に劣ります。 地方部などではモバイル回線が届かないこともあるため、モバイルWi-Fiルーターを持ち運ぶ際は、サービス対象エリアを確認する必要があります。
2. 光回線と比較して通信速度が遅い
モバイルWi-Fiルーターやホームルーターは、光回線よりも通信速度が遅いという特徴もあります。 モバイル回線でビデオ通話やオンラインゲームができないわけではありませんが、条件によっては通信が滞ることもあります。 特に複数のデバイスを同時に接続している場合、期待通りの速度で通信できないことがあります。 通信量の多い作業が中心で、回線の安定性を重視する人には物足りなく感じるかもしれません。
3. 通信容量に上限・制限がある
モバイルWi-Fiルーターやホームルーターには、様々なサービス提供会社があり、自分のニーズに合ったプランを選べます。 しかし、2023年5月現在、多くのプランで月間の通信量制限が設けられています。 この制限を超えてしまうと、低速モードになりインターネットがサクサク使えなくなってしまうのです。 通信量の上限を気にせずストレスなくインターネットを利用したい人は、モバイルWi-Fiルーターやホームルーターよりも光回線がおすすめです。
ホームルーターとポケット型Wi-Fi、どちらを選ぶべき?
工事不要Wi-Fiの中でも、ホームルーターとポケット型Wi-Fiのどちらにするか悩む人もいるでしょう。 ここでは、それぞれのタイプが向いている人の特徴について解説します。
ホームルーターがおすすめな人の特徴
ホームルーターが適している人の特徴は、以下の通りです。
- 主に自宅でインターネットを利用する人
- 複数の端末でWi-Fiを使いたい人
- 通信の安定性を重視する人
それでは、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
1. 自宅でのインターネット利用が中心の人
自宅でのみインターネットを使う人には、通信品質が安定したホームルーターがおすすめです。 ホームルーターは、ポケット型Wi-Fiと比べて通信の安定性が高くなっています。 また、コンセントに挿したまま使えるため、充電の手間もかかりません。 パソコンでの検索やスマホでのSNS利用が中心の人は、ホームルーターが適しているでしょう。
2. 複数の端末でWi-Fiを使いたい人
複数の端末でWi-Fiを使いたい人にも、ホームルーターが向いています。 ホームルーターは、ポケット型Wi-Fiよりも同時接続可能な台数が多い傾向にあります。 そのため、より快適にインターネットを利用できるのです。
3. 通信の安定性を重視する人
工事は面倒だけど、インターネットは快適に使いたいという人にもホームルーターがおすすめです。 光回線には及びませんが、ホームルーターはポケット型Wi-Fiよりも通信速度が速く、安定性が高いのが特徴です。
ポケット型Wi-Fiがおすすめな人の特徴
ポケット型Wi-Fiが適している人の特徴は、以下の通りです。
- 外出先でもWi-Fiを使いたい人
- スマホの回線代わりに利用したい人
それでは、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
1. 外出先でもWi-Fiを使いたい人
外出先でもWi-Fiを利用したい方には、ポケット型Wi-Fiが便利でおすすめです。 ホームルーターはコンセントに挿したまま使うため、外出先での利用には適しません。 一方、ポケット型Wi-Fiは持ち運びが可能なため、カフェや宿泊先でもインターネットに接続して作業ができるのです。
2. スマホの回線代わりに利用したい人
ポケット型Wi-Fiは携帯可能で、スマホの回線代わりとしても活用できます。スマホのプランによってはデータ容量が不足し、通信制限がかかることがあるため、ポケット型Wi-Fiがその対策となります。 ポケット型Wi-Fiがあれば、通信制限がかかっている状況でもスマホを快適に利用することが可能です。
自分に最適なWi-Fiを選ぶためのポイント
Wi-Fiを選ぶ際は、以下の3つのポイントを意識することが大切です。
- 実質月額料金を比較する
- 目的に合ったデータ容量を選ぶ
- 通信エリアを確認する
それでは、それぞれのポイントについて詳しく解説していきましょう。
1. 実質月額料金を比較して選ぶ
Wi-Fiを選ぶ際は、実質月額料金を意識することが重要です。 実質月額料金とは、初期費用や月々の利用料、端末代などの合計額から、キャンペーンや特典による割引を差し引いた金額を指します。事業者やプランによっては、割引特典やキャッシュバックが提供される場合があります。 ただし、割引適用期間が過ぎると通常料金に戻るため、想定以上の月額料金がかかる可能性もあります。 レンタルWi-Fiの場合、途中解約すると分割支払中の端末費用を請求されることがあるので、契約前に端末費用の総額を確認しておくことが大切です。
2. 目的に合ったデータ容量を選ぶ
インターネットを快適に利用するには、自分に必要なデータ容量を意識して選ぶことが重要です。 各利用目的によって、以下のようにデータ通信量が異なります。
利用内容 | 1時間のデータ通信量 |
Webサイトの閲覧 | 約0.016GB(テキスト中心のサイトを1時間で40ページ閲覧として計算) |
YouTubeの視聴 | 中画質(480p)で約0.5GB、高画質(1080p)で約2GB |
Spotify | 標準音質(96kbps)で約0.043GB、高音質(160kbps)で約0.072GB |
LINE | 音声通話:約0.02GB、ビデオ通話:約0.3GB |
Instagramの閲覧 | フィード投稿の閲覧:約0.86GB、動画・ストーリーズ閲覧:約0.43GB、インスタライブ閲覧:約0.35GB |
X(旧Twitter)の閲覧 | タイムライン閲覧:約0.25GB、動画・外部コンテンツ閲覧:約0.29GB |
Zoom | カメラオフ:約0.04GB、カメラオン:約0.6GB |
Google Meet | カメラオフ:約0.03GB、カメラオン:約0.6GB |
データ容量を使い切ってしまうと、速度制限が発生し、読み込みに時間がかかるなどストレスを感じることになります。
3. 通信エリアを確認する
気になるWi-Fiが見つかったら、通信エリアもチェックしておくことが大切です。 事業者によっては、対象エリアが限定されていることがあり、対象外の場合は契約できません。 Wi-Fiの通信エリアは公式サイトに掲載されているので、あらかじめ確認しておくとスムーズにWi-Fiを選べるでしょう。
工事不要のWi-Fiについてよく聞かれる質問
工事不要のWi-Fiに関して、よくある質問とその回答をご紹介します。
- 契約なしでコンセントに挿すだけで使えるWi-Fiはあるの?
- 工事不要のWi-Fiで無制限のものはあるの?
それでは、それぞれの質問について詳しく見ていきましょう。
1. 契約なしでコンセントに挿すだけで使えるWi-Fiはある?
残念ながら、契約なしでコンセントに挿すだけで使えるWi-Fiはありません。 「コンセントに挿すだけ」とうたっているサービスは多いですが、これは開通工事や複雑な設定が不要であることを意味しています。 ただし、通信回線の契約は必ず必要になるので、注意が必要です。
2. 工事不要のWi-Fiで無制限のものはある?
工事不要で利用できるWi-Fiサービスの中には、データ容量無制限を謳っているものもあります。 しかし、無制限プランでもユーザーが集中したり、特定の期間にデータ利用量が多くなったりすると通信速度が低下することがあります。 無制限のWi-Fiでも、条件が設けられていることがあるので、契約前によく確認しておくことが大切です。
まとめ
工事不要のWi-Fiは、モバイルルーターとホームルーターの2種類があり、自宅での利用が中心なら安定性の高いホームルーター、外出先でも使いたい場合はモバイルルーターがおすすめです。 選ぶ際は、実質月額料金、目的に合ったデータ容量、通信エリアの3点に注目することが大切。 契約なしでコンセントに挿すだけで使えるWi-Fiはなく、無制限プランでも条件によっては通信速度が低下することがあるので注意が必要です。 自分のニーズに合ったWi-Fiを選ぶことで、快適なインターネット生活を送ることができるでしょう。