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YouTube視聴でデータ通信量はどのくらい消費する?節約・確認方法も
スマホでYouTubeを視聴する際、データ通信量が気になる人も多いのではないでしょうか。たくさん動画を見たいけれど、使いすぎが心配で思うように楽しめないという人もいるかもしれません。そこで今回は、データ通信量を抑えつつ、快適にYouTubeを視聴するためのさまざまな方法をご紹介します。画質の調整方法から、Wi-Fi環境の整備、動画のダウンロードまで、実践的なテクニックを解説していきます。また、画質ごとのデータ通信量の目安や、スマホでのデータ通信量の確認方法なども併せてお伝えします。 |
データ通信量を節約しながらYouTubeを視聴する方法
YouTubeで動画を楽しみたいけれど、データ通信量が気になるという人もいるでしょう。特に、外出先でモバイルデータ通信を使用している場合、大容量のデータ通信を必要とするYouTubeの視聴は、データ通信量の消費が気になる点です。 ここでは、スマートフォンのデータ通信量の消費を抑えながらYouTubeを視聴するための方法をいくつかご紹介します。これらの方法を活用することで、データ通信量を節約しつつ、お気に入りのYouTube動画を楽しむことができるでしょう。
動画の画質を落とす
スマートフォンのデータ通信量の消費を抑えたい場合、YouTubeの画質を下げて視聴するのが最もシンプルな方法です。高画質の動画ほどデータ容量が大きくなるため、画質を下げることでデータ通信量を節約できます。 画質を下げたい時は、動画再生画面の右上にある設定アイコン(またはその他アイコン)をタップし、メニューの中の「画質」を選択して希望する画質をタップしましょう。360pや480pといった低解像度の画質を選択することで、データ通信量を大幅に抑えることができます。 スマートフォンの限られた画面サイズでは、高解像度と低解像度の違いが分かりにくいことがあります。そのため、多くの人は画質を下げても視聴体験にさほど影響がないと感じるかもしれません。画質を下げることで、データ通信量を節約しながら、ストレスなくYouTubeを楽しむことができるでしょう。 しかしながら、Wi-Fi環境が整っていたとしても、画質を下げた場合でも、一定量のデータ通信が必要不可欠であるという事実に変化はないのです。完全にデータ通信を避けることはできませんが、画質を下げることで、データ通信量を大幅に削減できます。
Wi-Fi環境を整備する
画質を下げたとしても、ある程度のデータ通信量が必要であることに変わりはありません。例えば、360pの画質で1時間YouTubeを視聴した場合、おおよその消費データ通信量の目安は約315MB(約0.3GB)となります。契約しているデータプランによっては、容量が不足してしまう可能性があります。 そのような場合は、ホームルーターやモバイルルーターなどを使って、Wi-Fi環境を整えるという方法があります。スマートフォンをWi-Fiに接続してYouTubeを視聴すれば、モバイルデータ通信を使用しないため、データ通信量を気にせずにYouTubeを楽しめます。 Wi-Fi環境下では、動画を再生する度に解像度を調整する煩わしさから解放され、よりストレスフリーに視聴できるでしょう。自宅だけでなく、カフェやオフィスなど、Wi-Fiが利用できる場所では積極的にWi-Fiに接続して、YouTube視聴時のデータ通信量を節約することをおすすめします。
動画をダウンロードしてオフラインで再生する
YouTubeの動画は、YouTube Premiumに加入することで一時的なダウンロードが可能になります。事前にWi-Fi環境下で動画をダウンロードしておくことで、オフライン(ネットに接続しない状態)での再生が可能となります。 オフライン再生を活用すれば、外出先などのモバイルデータ通信環境下でもデータ通信を消費することなくYouTube動画を視聴できます。ただし、YouTube Premiumは月額有料制のサービスであることに注意が必要です。 また、オフライン再生ではデータ通信は発生しませんが、動画をダウンロードする際にはデータ通信が必要となります。Wi-Fi環境下でダウンロードすることで、モバイルデータ通信量の消費を抑えられるでしょう。 以上のように、動画の画質を下げる、Wi-Fi環境を整備する、オフライン再生を活用するなど、いくつかの方法を組み合わせることで、データ通信量を節約しながらYouTubeを視聴することができます。状況に応じて最適な方法を選択し、快適なYouTube視聴を楽しんでください。
【画質別】YouTubeのデータ通信量の目安
YouTubeのデータ通信量は、視聴する動画の画質によって大きく異なります。ここでは、画質ごとのデータ通信量の目安を表形式でわかりやすく整理しました。
画質 | SDR動画(24fps~30fps、モノラル) | HDR動画(48~60fps、ステレオ) | ||
15分間視聴 | 1時間視聴 | 15分間視聴 | 1時間視聴 | |
4K UHD | 4~5GB | 16~20GB | 7.5~9.6GB | 30~38GB |
HD 1080p | 0.91GB | 3.7GB | 1.7GB | 6.9GB |
HD 720p | 0.58GB | 2.3GB | 1.1GB | 4.4GB |
SD 480p | 0.30GB | 1.2GB | サポート対象外 | サポート対象外 |
SD 360p | 0.13GB | 0.51GB | サポート対象外 | サポート対象外 |
参照:YouTubeヘルプ「YouTube にアップロードする動画におすすめのエンコード設定」 YouTubeの動画の画質は全部で9段階あり、視聴するデバイスや環境に応じて好みの画質を設定できます。画質の表記には、HDやSDといった用語が使われています。 HDやSDは、映像のきめ細やかさを示す指標です。HDは高画質(High Definition)、SDは標準画質(Standard Definition)を意味します。 HDやSDの後に続く数字は、映像の垂直解像度を表しています。標準的な解像度をSD 480p、高解像度をHD 720p、さらに優れた解像度をHD 1080pもしくはフルHDなどと呼びます。4Kは、HD 1080pの約4倍の解像度を持つ超高解像度の画質です。 また、SDRやHDRは、映像の明るさ(輝度)の範囲を示しています。SDRは標準的なダイナミックレンジ(Standard Dynamic Range)、HDRは広いダイナミックレンジ(High Dynamic Range)を意味します。HDRはSDRと比べて明るさの幅が広く、より肉眼に近い見え方を実現します。 例えば、YouTubeでHD 720pのSDR動画(24fps~30fps、モノラル)を1時間視聴する場合、データ通信量の目安は約2.3GBです。同じ動画を15分間視聴する場合は、その1/4の約0.58GBがデータ通信量の目安となります。 YouTubeの画質は、通常、視聴環境に合わせて最適な画質に自動で設定されます。しかし、必要に応じて手動で画質を変更することも可能です。 データ通信量を節約したい場合は、低解像度の画質を選択することをおすすめします。一方、高画質の映像を楽しみたい場合は、可能な限りWi-Fi環境下で視聴するようにしましょう。 自分のデータプランと視聴環境に合わせて、適切な画質を選択することが賢くYouTubeを楽しむコツです。この表を参考に、データ通信量を管理しながら、お気に入りの動画を存分に楽しんでください。
スマホ本体でデータ通信量を確認する手順
データ通信量を節約しながらYouTubeを視聴するためには、自分がどれだけのデータ通信量を使用しているかを把握することが重要です。スマートフォン本体で使用したデータ通信量を確認する方法は、iPhoneとAndroidで若干異なります。ここでは、それぞれの確認方法を詳しくご紹介します。
iPhone
iPhoneでデータ通信量を確認するには、以下の手順を実行します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「モバイル通信」をタップします。
- 画面下部にある「現在までの合計」に表示されている数値が、使用したデータ通信量となります。
「モバイル通信」画面に表示されているデータ通信量は、計測期間の合計値です。1カ月間のデータ使用量を正確に把握したい場合は、契約しているデータプランの締日に合わせて統計情報をリセットする必要があります。 リセットするには、「モバイル通信」画面の最下部にある「統計情報のリセット」をタップします。リセット後は、締日から次の締日までのデータ通信量が表示されるようになります。
Android
Androidスマートフォンでデータ通信量を確認する方法は、機種やメーカーによって多少異なる場合があります。ここでは、一般的な手順をご説明します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「接続」または「ネットワークとインターネット」をタップします。
- 「データ使用量」をタップします。
- 「モバイルデータ」または「モバイルデータ使用量」に表示されている数値が、現在までに使用したデータ通信量です。
Androidの「データ使用量」画面では、測定開始日を変更することもできます。画面下部にある「測定開始日と使用量の警告」をタップし、測定開始日を契約プランの締日に合わせることで、1カ月間のデータ通信量を正確に把握できます。 また、「データ使用量」画面では、アプリごとのデータ通信量も確認できます。どのアプリがデータ通信量を多く消費しているかを把握し、必要に応じてアプリの設定を変更したり、使用頻度を見直したりすることで、より効果的にデータ通信量を節約できるでしょう。 スマートフォン本体でデータ通信量を定期的に確認することは、データ通信量を管理する上で非常に重要です。自分の使用状況を把握し、必要に応じて節約策を講じることで、快適なYouTube視聴を楽しみながら、データ通信量の超過を防ぐことができます。
まとめ
スマホでYouTubeを視聴する際、データ通信量の消費が気がかりな人も多いでしょう。しかし、いくつかの方法を組み合わせることで、データ通信量を抑えつつ、快適にYouTubeを楽しむことができます。 まず、動画の画質を下げることで、データ通信量を大幅に節約できます。360pや480pの画質でも、スマホの小さな画面では十分に視聴可能です。また、Wi-Fi環境を整えることで、モバイルデータ通信を使わずにYouTubeを視聴できます。さらに、YouTube Premiumに加入すれば、動画をダウンロードしてオフラインで再生することも可能です。 画質ごとのデータ通信量の目安を把握しておくことも重要です。例えば、HD 720pのSDR動画を1時間視聴する場合、約2.3GBのデータ通信量が必要となります。 iPhoneやAndroidでは、スマホ本体でデータ通信量を確認できます。定期的にチェックして、自分の利用状況を把握しておきましょう。 データ通信量を気にせず、思う存分YouTubeを楽しむには、通信量無制限のプランへの加入も一つの選択肢です。しかし、そうでない場合でも、紹介したテクニックを活用することで、データ通信量を節約しながらYouTubeを視聴することができるでしょう。 自分のニーズと利用環境に合わせて、最適な方法を選んでYouTubeを楽しんでください。
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